2日午後、100人以上の市民が黄色リボンと子犬を抱えながらベトナム駐台湾事務所に集まり、ベトナム移民労働者の猫、犬の殺害に対し抗議しました。
動物保護団体 徐姐
「彼らは犬を見つけは捕まえ、道端で死んだ犬でさえも食べるんです。」
活動発起人 汪育疆
「壁の上で日を浴びていた多くの猫が姿を消し、食べられています。」
動物保護団体はベトナム労働者が犬猫の殺害を禁じた法律に違反していると批判しています。警察に更なる捜査を呼びかけ、ベトナム側には再教育の責任を訴えました。
活動発起人 汪育疆
「処罰すべき者は処罰し、送還すべき者は送還すべきです。」
台湾猫犬人協会理事長 黃泰山
「ベトナム側が移民を制約する事を願っています。」
ベトナムの犬食文化について、台湾動物社会研究会執行長 朱增宏
「台湾に来て他に食べる肉が無いわけではありませんし、犬の肉を食べないからといって死ぬわけでもありません。なので、これは改める事ができます」
実際はベトナムの全地域で犬食文化があるわけではありません。
ベトナム語講師 陳凰鳳
「ある一部の地域の人々にこの様な習慣があるだけで、全ての人が食べるわけではありません」
移民労働者の犬食に対して多くの人が野蛮であると非難しており、法律、道徳上でも受け入れられていません。しかし、我々は文化の違いに対して本当に尊重と寛容があるでしょうか。
台湾国際労工協会総幹事 吳靜如
「受け入れられるのがベトナム文化で、受け入れられないものはベトナム文化ではないのでしょうか」「猫や犬の肉を食べる事に対して、一種の『当たり前』があるようです。議論の余地すらないこの雰囲気は危険であり、社会の発展に対して良くありません。」
移民の犬食に対する論争は止みませんが、報道の中では彼ら自身の声が欠けているようです。台湾国際労工協会総幹事の吳靜如さんは移民の声は社会から同等に重視されていないと語ります。
「どの様な政策においても彼らの意見を誰も知る事はありません。なぜなら、あなた達は労働者としてここに来ているだけで、仕事をしていればよいと考えられているからです。」
この様な論争の中、もしも双方が依然として理解不足のまま、動物保護団体と移民の間で衝突が起きれば、問題は山済みになるだけでしょう。
(Taiwan Gendai 經政大新聞媒體實驗室授權翻譯)
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