明日、いよいよ台湾の総選挙が行われます。民進党が歴史的勝利を収めるのではないかとみられており、選挙活動がこれでもかというぐらいに盛り上がっています。私自身、ここまで大規模の選挙運動を見るのは初めてで、かなり興奮しました。
会場に着いた時には音楽がバンバンなってました「これ、なんかのフェス」と思うぐらい多くのバンドがリハーサルをしていました。前の席をとるために2時間ぐらいまえから現場に到着して待ってました。日が沈んでから続々と参加者が集まり、はちまきや旗などの応援グッズをもってスタンバイ。雨が降り始めてかなり冷えてきましたが、それに負けないぐらいの熱気で、参加者はすごい盛り上がりでした。
最後には民進党党首の蔡英文が現れ、『蔡英文!凍蒜!』という掛け声が響きました。凍蒜(ドンスァン)とは当選の台湾語に漢字を当てはめた言葉で、選挙では必ずこの言葉を耳にします。「蔡英文!ドンスァン!ドンスァン!ドンスァン!」聞きすぎて耳にこびりついちゃいました。
会場では意外な人達にも会うことができました。昨年香港で行われた雨傘運動の学生リーダー一同も会場に来ていました。その中の一人周永康氏さんがすぐ後ろに座っていたのでいろいろ質問させてもらいました。「なぜ、国民党を選ばすに民進党の集会にやってきたのか」と聞くと「国民党の集会に行ってもあんまり意味がないからね」とズバリ。国民党が惨敗するのは誰もが分かっていたことなので、やはり民進党の方が行く価値があるということでしょうか。
隣に座っていた老父婦の方達とも色々話をしました。さすがに民進党の参加者は『超』台湾な方達ばかりで、しきりに国民党への批判を口にしていました。ステージに候補者が登場するたびに私にプロフィールを解説してくれました。
僕も応援してるワン!選挙運動犬も生まれて初めて見ました。
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