政治

中華人民共和国をどのように呼ぶ?

投稿日:2016年4月21日 更新日:




中華人民共和国という国の呼称、日本ではそのまま「中国」というのが一般的ですが、台湾では一般的に大きく分けて3種類の呼称が使用されています。

台湾の中央研究院社会学研究所が2013年に行った調査「中國效應調查研究」をもとに、中国(中華人民共和国)をどのように呼ぶべきかという質問に対して1243人の台湾人の回答を主計したのがこのグラフです。「中国」「中国大陸」「大陸」がそれぞれ大半を占めています。

この3種類の呼称、すべてではありませんが、一般的には使用する個人の政治的立場を反映しています。我々台湾も中国の一部であると考える人は「大陸」と言い、中国と台湾は別の国だと主張する人はそのまま「中国」と呼ぶ事が多いです。

国民党及び馬英九などは「大陸」という呼称を好んで使用し、台湾独立傾向の政治家やメディアは「中国」という表記を使います。

様々な政治的立場の人に配慮し、どちらにも差し支えのない呼び名が「中国大陸」です。「中国」と「大陸」の間をとった呼び名で37%の人がこの言葉を選んでいます。どちらの顔も立てる事ができるため、民進党の蔡英文はこの言葉をよく使います。

また、アンケートにはなかった「對岸(対岸)」という名前もよく使われます。
軽蔑する意味では「強國」という言葉もニュースなどでは使われます。強権政治国家の意味を含んでおり、傲慢な態度や行動を批判する時によく使われます。

政治に全く興味のない人もいるため、呼称の全てに意味があるわけではありませんが、使い方の違いに注目するとおもしろいかもしれません。




 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で台湾ゲンダイ研究所をフォローしよう!

Comments

comments

-政治

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

19 − seven =

関連記事

台北大空襲をテーマにしたボードゲームが話題に!

今回は日本統治時代の台湾を舞台にしたボードゲームについてお話ししたいと思います。 このゲームのテーマは第二次大戦中に起こった 台北大空襲 1945年当時、アメリカ軍が台北に対して行った無差別爆撃です。 …

台湾政治思想の藍緑紅をスペクトルの図解で解説

台湾では大きく分けて台湾独立派の緑色と中台統一派の藍色の2つの正反対の勢力が存在します。 少数政党などで違いがありますが、簡単に言えば統一派の藍色は国民党、独立派の緑は民進党を表しています。 藍色勢力 …

蔡英文総統就任式、中国共産党系団体も参戦

2016年5月20日、遂に新しい総統に就任した蔡英文。中華民国第14代総統、そして女性初の総統という事もあって盛り上がりまくっています。そういう事で朝からしっかり起きて総統の就任式に行って来ました。 …

台湾の建国記念日っていつか知ってる?

  今年もこの日がやって来ましたよ! 10月10日の中華民国建国記念日 清朝が崩壊して中華民国が建国されるきっかけとなった反乱が1911年10月10日から始まりました。そのため、この日は中華 …

ケニア事件で法務部長の『死んじゃいました』発言が物議

ケニア事件の後、法務部部長(法務大臣)の羅瑩雪が行った答弁に非難が集中しています。 パナマで逮捕された台湾人がキューバに連行され、結果的に飛び降り自殺した事件について時代力量の立法委員 黃國昌が羅瑩雪 …