2016年5月20日、遂に新しい総統に就任した蔡英文。中華民国第14代総統、そして女性初の総統という事もあって盛り上がりまくっています。そういう事で朝からしっかり起きて総統の就任式に行って来ました。
会場に着くと、安全検査のゲートが…「まぁ、仕方ないよな、総統だしなと」思いながら荷物検査のために並びました(投票日前日の大集会は全然検査がありませんでした)
ゲートを抜けて行くと夏フェスみたいに、音楽が鳴ってる、でも人が多過ぎて前に行けず、何が起こっているかもわからず、立ち尽くすしかなくなりました。もうちょっと早く来ればよかったと後悔しながら会場を少し離れてケータイで生中継を見る事にしました。
しかし、会場を出たところでもっと面白いものを見つけました。この日のために色々のな団体が会場前で活動を行なっていたのです。蔡英文を応援する台湾独立派と徹底的に批判する中国派の両方が集まっていました。
なにかとよく現れる中華統一促進党の方達もいました。(中華統一促進党とは?)おそらくこの日のためにお金をかけて動員した人たちだと思います。1日でどれぐらいもらえるのかはよくわかりません。活動ではシュプレヒコールでは蔡英文を批判する内容を訴え、「九二共識!台灣幸福!」とも叫んでいました。簡単に言えば「1つの中国で台湾も幸福に」っいう意味で、党是である中国統一を強調していました。
休憩中のおじさんに写真を撮らせていただきました。さすがにずっと道の上に立っていたら疲れますよね。タバコで一息ついていました。
これは会場内から外の抗議運動を撮った様子です。トラブルが起こらないように、警察がこのように賛成派と反対派を隔離していました。警備のみなさんお疲れさまです。
もう一つ欠かせないのが中華愛国同心会です。この団体も中華統一促進党とは基本的に主張が同じで、中国共産党を崇める主張が多いです。ただ両団体の関係についてはよくわかりません。この団体には結構口の悪いおばちゃんがいる事で有名です。その方は今日の活動にも来ていました。民進党支持者や台湾独立派を見つけると近寄って行って罵声を浴びせていました。式典から帰ろうとする観客と口論に発展していて台湾語のダーティワードがどんどん飛び出していました。
もちろん台湾独立派もしっかり宣伝してました。今回は民進党の式典ということもあり、独立派は式典会場に近い方で運動してました。
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