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中華民国国慶式典、『中国』派は別地点で開催

投稿日:2016年10月10日 更新日:




今日、10月10日は中華民国誕生の1911年10月10日を祝う国慶日です。でも、「1911年、台湾は日本領土だったし、中華民国の誕生日と台湾はなんの関係もない」この様に言う人も多くいます。よく、10月10日は台湾の国慶節という人がいますが、厳密には台湾の歴史とはほとんど関係がありません。なので、今日は中華民国の誕生日という方が正確でしょう。歴史的に見ても今日10月10日は中華民国の建国記念日、超「中国」な日なんです。じゃあ、なんで台湾人もこの日を祝うの…と言われれば、それは憲法上は未だ台湾は中華民国の一部だからです。憲法上は今日が国の誕生日、だから形式的に祝うべきという人も多いと思われます。おそらく民進党の中にはこの超中国な国慶節を嫌う人もいるでしょう、でも国の建前としてはやらなくてはなりません。

毎年、この時期には総統府前でイベントが行われます。今年から野党となった民進党が主導して国(中華民国)の建国を祝うようになります。テレビやニュースで報じられた国慶節のイベントはかなりがここを取材したものでした。
しかし、台湾独立を目指す民進党が中華民国(中国)の誕生を祝うのはなんかしっくりきません。中国系の人からはそんなのは形だけの式典だ、こっちはこっちで真の国慶式典をするべきだという声も多くありました。そんなことから、今年は「藍」が「緑」全く別の場所でそれぞれイベントを行う事になりました
今回はあえて総統府のイベントに行かずに中国系「藍」の方のイベントに行ってきました。本来は中国の建国ですから、こっちの方が正統と言えば正統なんです。国慶式典が行われたのは国父記念館、中華民国の国父である孫文を記念したまさに「中国」な場所です。主に国民党などが主催し、急進統一派の「新党」もイベントに加わっていました。
軍人のパレードが行われ、多くの人が傘をさしながらその光景を眺めていました。参加者もやはり国民党支持な人が多くて、全体的に中国(中華民国)の意思を受け継ぐものという感じでした。
会場には国民党党首の洪秀柱、前台北市長の郝龍斌、重鎮の郝伯村、新党党首の郁慕明などなど、「藍」の錚々たる人物が集まっていました。
中国国民党の傘をわざわざ持ってきている方もいました。『革新を続け、安定的な繁栄に自信』根っからの国民党という方達ばかりでした。

中華民国を讃える歌がステージ上では歌われ「中国統一を成し遂げなければならない」と強く訴える人もいました。




 

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