今日は台湾のマフィアが創設した
中華統一促進党
という政治団体をご紹介したいと思います!
この団体、主張はめちゃ簡単で、
中国万歳、中国共産党万歳!
今すぐ中台統一しようぜ!
台湾独立の奴ら失せろ!
って感じの人達ですね。あと、日本をディスるのも大好きです。中国共産党と密接な関係にあり、共産党による統一を一丁目一番地に掲げる政治団体です。彼らがデモなどで掲げる旗はもちろんこれ五星紅旗!台湾の中では一番、赤な組織と言ってもいいんじゃないでしょうか。
そんで、この団体のリーダーがめっちゃおもろい人なんですよ。
元エリートヤクザで本名は「張安楽」
世間では「白狼 バイラン」
という名前で知られています。台北を拠点とするマフィア組織「竹聯幇」でかつて幹部を務め、1985年にアメリカで麻薬密売の容疑で10年間投獄されています。その後、中国での17年間の潜伏を経て再び台湾に戻り中国共産党を支持する政党を立ち上げました。たまに討論番組などにも出て来るんですけど、頭の回転が早いおじいちゃんって感じの人ですね。
前回の総選挙では中国出身の候補者を擁立してちゃんと選挙CMも作ってます。また、そのCMがめっちゃ悪そうな感じなんですよ。その路線で売っていこうって事なんですかね。
見た目の迫力や中国共産党からのバックアップ、ヤクザの人脈など、攻撃力は半端ないです。台湾ひまわり運動では徹底に学生運動を批判し、中台サービス貿易協定を推し進めようとしました。
一応は政党という形なんですけど、実質的には中国共産党台湾支部みたいな感じです。台湾は言論の自由、政党結社の自由を徹底させてるんで、政治団体の皮を被れば安全って事のようです。まぁ、台湾ではこういう人達は圧倒的に少数派なのでそんなに心配する必要はないですけどね。
最近の台湾大学学生流血事件では、暴力騒動を起こした党員に対して「よくやった」というコメントをバイランは残しています。党首自らが暴力を正当化するような発言をすること自体、ちょっとすごいなと思いますけど。まぁ、共産党の駒として台湾独立派に圧力をかけるという意味では少しは役に立っているんでしょうかね。
よくわかんないですけど。
私も何回かデモを見に行った事がありますけど、そっち系のいかついにいちゃんが多かったですね。記念撮影もさせてもらいました。
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