政治

台湾人が「使い捨て中国パスポート」を取得後、無国籍状態に

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皆さんは

使い捨てパスポート

と言うものを聞いた事がありますか?

文字通り一回使ったら「はい、さよなら」効力を失うパスポートです。ビザではありませんよ!一回きりのパスポートです。

世界の最先端をいく、こんな発明をしたのはどこの国か?

正解は世界の工場、中国です。

中華人民共和国は以前から、台湾人に対してのみ使い捨てのパスポートを発行していた事が最近暴露されてしまいました。

なぜ、暴露されてしまったのか?

それは、ある台湾人がロシアへ行くために中国の旅行会社にツアー申請した事がきっかけでした。ロシアと台湾は公には直接国交がないのでビザの申請にめちゃくちゃ手間がかかります。

台湾人がロシアのビザを取得する場合は、まず招待状を貰って、滞在地の証明書、高額な申請費用、おまけにビザが降りるのには何月もかかるんですよ。

そこで中国の旅行会社が台湾人に推奨していたのが、

使い捨て中華人民共和国パスポート

中国パスポートさえあればはノービザでロシアに入国できるので、時間もお金も節約できる、暗黙の最短ルートだったんです。この使い捨てパスポート、公にはされていないものの一部の台湾人旅行者はずっと使用していたらしいです。

見た目は中国人のパスポートとなんら変わりはありませんが、中に一回のみ使用可能としっかり書かれています。例えば、中国の親友、北朝鮮にもしも台湾人が行きたいとなるとめっちゃ難しいですよね。そういう場合は中国のパスポートを取るしかないわけです。

今回、なぜこの様な事が世に知れ渡ってしまったのかといえば、中国の使い捨てパスポートを取得した台湾人旅行者が自身のFacebookで公開してしまい、それを見た人が台湾政府に通告したという事なんです。

台湾の法律では中華人民共和国の戸籍、又はパスポートを持つ者は台湾籍およびパスポートを保持できないとなっています。決まりは決まりなので、通告を受けた台湾政府は彼の台湾籍を取り消してしまいました。台湾の国籍は無くなったし、中国のパスポートも一回コッコっきりなので、彼は事実上無国籍になってしまったんです。

今回の件、実は台湾政府の役人も中国に使い捨てパスポートが存在するなんて全く把握していませんでした。本人に中華人民共和国への帰化の意図が無かった事や無国籍になってしまったことから、台湾政府は台湾国籍の復帰を受け入れると通知しています。まぁ、最終的には問題ななかったってわけですね。でも、ガチで中国籍になろうとした台湾人の戸籍は抹殺対象ですよ。

今回のニュース、非常に面白かったのは、台湾と中国の関係ってやっぱり冷え込んでるんだなぁって事です。入国の規定に関して情報が共有されておらず、中国は使い捨てパスポートなんてものを発行してやりたい放題だったことが明らかになっちゃんですよね。今後も色んな使い捨て住民票とか、使い捨て運転免許証、使い捨て保険証とか色々発行するんじゃないですかね。楽しみですね。




 

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